札幌(さっぽろ)
「札幌」とは
札幌市は、北海道の道庁所在地であり、政令指定都市です。
中央区、北区、東区、白石区、豊平区、南区、西区、厚別区、手稲区、清田区の10区で構成され、人口はおよそ190万人台で推移しています。
札幌のまちの歴史は、1869年(明治2年)に開拓使が置かれ、本府の建設が始まったところから本格的に開始しました。
京都の街並みを参考にしたとされる碁盤の目状の街区が特徴で、大通を南北の基点、創成川を東西の基点として「北〇条西〇丁目」「南〇条東〇丁目」といった住所表記が用いられています。初めて訪れる方でも位置関係を把握しやすい街並みだといわれています。
冬には積雪が1メートルを超えることもある一方で、これだけの人口を抱えている都市は世界的にもめずらしいとされています。
1972年の冬季オリンピック開催に前後して、地下鉄や地下歩行空間(チカホ)といった雪の影響を受けにくい都市機能が整備されてきました。
毎年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」をはじめとする四季のイベントも広く知られており、国際会議観光都市にも認定されています。
札幌のおすすめ観光スポット
市街地の中心を東西に貫く大通公園は、札幌のシンボルともいえる存在です。春から秋にかけては花壇や噴水を眺めながら過ごすことができ、夏には「さっぽろ大通ビアガーデン」、冬には「さっぽろ雪まつり」や「ホワイトイルミネーション」の会場となります。
公園の東端に立つさっぽろテレビ塔の展望台からは、大通公園がまっすぐに伸びていく様子を見渡すことができます。
札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)は、国の重要文化財に指定されている木造建築です。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)は、明治21年に建てられたネオ・バロック様式のれんが造りの建物で、こちらも国の重要文化財です。
2019年から進められていた大規模改修工事を経て、2025年7月25日にリニューアルオープンしました。北海道の歴史・文化・観光情報の発信拠点として、館内の展示も一新されています。
夜景を楽しみたい場合は、藻岩山が候補に挙がります。ロープウェイとミニケーブルカー「もーりすカー」を乗り継いで山頂展望台まで上がると、石狩平野に広がる市街地の灯りと、その先の石狩湾までを一望できます。国内でも屈指の夜景として紹介されることが多いスポットです。
このほか、北海道大学のイチョウ並木やポプラ並木、チョコレート菓子の製造工程を見学できる白い恋人パーク、彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけたモエレ沼公園、桜の名所として知られる円山公園と隣接する北海道神宮なども、札幌のおすすめ観光スポットです。
札幌のおすすめグルメ
味噌ラーメンは、札幌を代表する一杯としてよく知られています。ラードで蓋をするように熱を閉じ込めたスープと、中太のちぢれ麺を合わせるスタイルが定番とされてきました。
すすきのの「元祖さっぽろラーメン横丁」のように専門店が軒を連ねる一角もあり、店ごとの味噌の配合や香味野菜の使い方の違いを楽しむ方も少なくありません。
ジンギスカンは、羊肉を専用の鉄鍋で焼く北海道の郷土料理です。
味付けをしてから焼くタイプと、焼いてからタレにつけるタイプがあり、ラム肉かマトンかによっても風味が変わります。夏の大通公園のビアガーデンや、サッポロビール園の屋内会場などでも味わうことができます。
海の幸を味わいたい場合は、二条市場や、中央卸売市場に隣接する札幌市中央卸売市場場外市場が選択肢に入ります。
カニ、ウニ、イクラ、ホタテなどを使った海鮮丼を提供する食堂が並び、朝早くから営業している店もあります。回転寿司の水準の高さが話題になることも多く、気軽に立ち寄れる点を評価する声も聞かれます。
そのほか、豊富な生乳を生かしたソフトクリームや乳製品、バターサンドやチーズケーキなどの北海道スイーツも、札幌の食を語るうえで欠かせない存在です。
札幌は季節によって街の表情が大きく変わる都市です。訪れる時期や滞在日数に合わせて、観光と食のどちらを軸に組み立てるかを考えてみると、自分に合った過ごし方が見つけやすくなるかもしれません。